いつまでも着られる服の選び方。



【このエントリのポイント】ベーシックデザインアイテムを選べばトレンドうんぬん関係なくいつまでも着られる。

こんにちは。近所の豚骨ラーメン屋にハマっているファッションアナリスト山田耕史(@yamada0221)です。いや、痩せる気はありますよ…。





ファッション=トレンドなのか?


ファッション=トレンドや流行、というイメージを持っている人は多いのではないでしょうか。ファッション誌を開けば「秋のトレンドは○○○」のような文言が並んでいますし、ベーシックデザインが中心のユニクロでさえ、「今年っぽい」や「最旬(この言葉、ユニクロ以外であまり見ませんね。柳井さんが好きなんでしょうか)」といった言葉をチラシなどで良く見ます。



ユニクロ|アウタースタイル|MEN(メンズ)|公式オンラインストア(通販サイト)

でも、前々から気になっていた事があります。それはこんな事。




まぁファッションってのはそーゆーもんだと言ってしまえばそうなんですが。常に新しいトレンドを発信する事で成り立っている産業です。最近読んだ本でこんな一説がありました。



ツィートでは本のタイトル間違えてますね。正しくはこちら。



ともかく、こういったファッションの仕組みは50年前も100年前も同じだったのでしょう。しかし、近年そのサイクルが急激に早まって来ています。ファストファッションブランドの隆盛やスマートフォンの普及などといったITの進化がその原因でしょう。発信されたトレンドは即座に製造され、店に並び、消費された後はすぐに陳腐化してしまいます。

・トレンドのデザインはマスに拡大する


別に私はそのようなファッションの仕組みに関してどうこう言おうとは思いません。まぁ好きな人がいるのなら好きにやればいいんじゃないかなーと思います。というか、つい最近まではトレンドがどうのという仕事をしていましたし。

トレンドの服を着るのも素敵だと思います。特に原宿近辺なんかでオシャレなファッション業界人がトレンドファッションを着て歩いているのを見ると「格好良いな~」と思ったりもします。ですが、最近私はトレンドの(というかある程度以上ファッション性の高い)服を買う事がなくなりました。それは着られる期間が短いからです。

それを実感した事が3年程前にありました。メンズでSupremeのロゴをモチーフとしたボックスロゴが流行り始めていた頃です。



私は某ショップのボックスロゴデザインのニットを購入しました。そのシーズンは普通に着用したのですが次の年はもうそのニットは着られなくなってしまいした。その理由はボックスロゴデザインがマスに拡大してしまったからです。

マスに拡大するという事はファッションリテラシーの高くない人にまで普及するという事。乱暴な言い方をすれば、ダサい人までそのデザインを着るという事。以前当ブログで私のお気に入りの服と小学生のスニーカーのデザインポイントが同じだった、という事を書きましたが、

山田耕史のファッションブログ: 小学生のスニーカーで感じたライセンスビジネスの難しさ。

それと同じような事が起こってしまうのです。自分がオシャレだと思って着ているアイテムと同じデザインのものを、全くファッションに興味がなさそうな人が着ているという事態が起こってしまうのです。これがデザインが古くなるという事だと思います。

トレンドデザインのアイテムを着る事でファッションを楽しむには毎年毎年服を買い続けて行かなければなりません。それが可能なのはよっぽど財力がある人か、粗悪な低価格ファストファッションブランド(勿論全てのファストファッションブランドが粗悪ではありません)でも構わないという人だけではないでしょうか。

トレンドデザインのアイテムは人気ブランドやタレント着用品などといったごくわずかな例外を除いてリセールバリューも低いでしょう。ヤフオクやメルカリで売ろうとしてもそれほど高く売れません。前澤友作さんのスーパーカーのようにはいきません。



ファッションアイテムでこういった事が可能なのはエルメスのケリーバッグくらいでしょうか。





・ベーシックデザインアイテムはデザインの終着地点


それに対しベーシックデザインアイテムはデザインが古くなる事はありません。例えばボタンダウンシャツ。これはユニクロのオックスフォードシャツですが、



ボタンダウンシャツが生まれたのは1900年頃だそうです。

参考:シャツの歴史について【ワイシャツの百科事典】

110年以上という長い年月を経て洗練された、いわばデザインの終着地点のようなものです。勿論今後進化していく可能性はありますが、10年や20年のようなスパンで大きく変化する事はないでしょう。着倒してくたびれてしまうまで充分オシャレに着られる筈です。

・ユニクロで万事解決!とは行かない


ベーシックデザインアイテムは誰にでも似合う、格安でオシャレになれる服です。しかし、実はベーシックデザインアイテムは探すと意外と売っていなかったりするのです。山田耕史のファッションブログではベーシックデザインアイテムとしてユニクロを取り上げる事が多いですが、ユニクロで全身揃えればOK、という訳ではありません。ユニクロでもベーシックデザインではないアイテムも結構ありますし、どう着てもオシャレにならないアイテムも沢山あります

また、ブランド単位で見るとユニクロ以上コストパフォーマンスが高いブランドはありませんが、アイテム単位で見るとユニクロのアイテムよりもコストパフォーマンスが高いアイテムは沢山あります

・着てて楽なのが一番


また機能も重要です。ユニクロもヒートテックなどに代表されるように機能素材にはかなり力を入れていますが、オックスフォードシャツやチノパンツといったベーシックデザインアイテムにはあまり機能素材を用いていません。ベーシックデザインかつ機能性の高いアイテムは沢山市場に眠っていると思います。例えばこちらのアイテム。




近々詳細なレビューを書きますが、このパンツ素晴らしいです。ストレッチ性が高い上にとても軽いので着てて本当に楽なんです。

「オシャレは我慢」なんて言葉がありますが、私は全く同意出来ません。服だって道具なのですから、日常生活をより便利にしてくれる方が良いと思っています。…でも。やっぱりファッション性も気になります。やっぱりオシャレな方が良いです。あと、値段も気になりますよね。ベーシックデザインで機能性もファッション性も高く手頃なお値段の服。まぁそんな都合の良いもの、なかなか売っていません。じゃあ頑張って探すしか無い。という事で、私は日々そんな無茶なアイテムを探しています。見つかったらブログTwitterで随時ご報告しますので是非ともフォローお願いします。

【メンズファッションなんてカンタン!】記事まとめ
ファッションセンスって結局どんな能力?
ベーシックな服だけを着ていればオシャレに見える。
自分の「好き」をオシャレに見せる方法。
ユニクロのヴィンテージレギュラーフィットチノを大推薦する理由。
私がネルシャツを買わない理由。
私がストレッチ素材の服を(あまり)買わない理由。


最後までご覧いただきありがとうございました!

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