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男の服は普通でいい。






こんにちは。主夫化がどんどん進むファッションアナリスト山田耕史​(@yamada0221)です。

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ファッションなんてカンタンです。ダサい服を着なければいいのです。
 
 
シューズやバッグはAmazonで。メリットありまくりです。

  
  

大変ご好評をいただいた、第2回の座談会。


「自分に似合う服ってなに?」居酒屋で聞いた、おじさんたちのファッション論〜前編〜 | FACY


「自分に似合う服ってなに?」居酒屋で聞いた、おじさんたちのファッション論〜中編〜 | FACY


「自分に似合う服ってなに?」居酒屋で聞いた、おじさんたちのファッション論〜後編〜 | FACY

座談会で議論を重ね、その後もツイッターを中心に多くの方と意見を交わした結果、僕はこう考えています。

​男の服は普通でいい

普通の服とは、​長い歴史
淘汰を経て今の時代もスタンダードとして生き残っているベーシックなデザインの服です。

僕的に普通の服の代表格がシャツとチノパンツ。

具体的な商品としては、ユニクロのオックスフォードシャツとヴィンテージチノ。


ユニクロ|オックスフォードシャツ(長袖)|MEN(メンズ)|公式オンラインストア(通販サイト)


ユニクロ|ヴィンテージレギュラーフィットチノ|MEN(メンズ)|公式オンラインストア(通販サイト)

男の服はこれで充分だと思います。

なぜ普通でいい、と思うのか。それには3つの理由があります。


理由1:初心者の入門編として合理的​



最初から着たい服が明確にある場合は、自分の着たい服を着ることが一番だと思います。

ですが、ファッションに興味を持ち始めたころは自分にどんな服が似合うのか、自分がどんな服を着たいのかもよくわかっていないと思います。

僕自身もそうでしたが、初心者はお店やファッション誌などで目につきやすい、個性的なデザインの服やトレンド性が高い服を購入してしまいがちです。




ですが、個性的なデザインの服やトレンド性が高い服は、料理に例えると初心者には取り扱いが難しい食材みたいなものです。

料理初心者が、ラディッシュや鴨肉といった見慣れない食材で美味しい料理を作ることは難しいでしょう。

そして、​個性的なデザインの服やトレンド性が高い服を使ったコーディネートは、作り手の技術や経験が不可欠なフランス料理のようなもので、初心者が挑戦しても上手くいく確率は低いでしょう。



もちろん、「どんなに困難でもフランス料理がつくりたい!」という特殊な人もいるでしょうが、普通の人がわざわざ難しい料理に挑戦する必要はないでしょう。

とりあえず
美味しい料理を作りたいだけなら、誰が作ってもそこそこ美味しくなる料理から始めるのが合理的でしょう。

例えばご飯にお味噌汁のようなシンプルな料理なら、失敗はまずないでしょう。



ご飯やお味噌汁のような、失敗がない服。それが普通の服です。


理由2:誰にでも似合う​



普通の服は誰にでも似合います。年齢や体型、外見などを問いません

想像してみて下さい。先述のオックスフォードシャツやチノパンツが似合わない人っているでしょうか?


イケメンでも不細工でも、太っていても痩せていても、服は普通であればあるほど誰でも似合います。

逆に、デザインの個性が強くなればなるほど、似合う人が限られます。例えば同じオックスフォードシャツも、白なら誰にでも似合いますが、ピンク色なら似合う人は限られるでしょう。



自分に似合う服とはどんな服なのか
ということで悩んでいる人は少なくないと思いますが、​ ​普通の服を着ていれば,似合う、似合わないの悩みとは無縁でいられます。

また、座談会でも話題に挙がりましたが、個性的なデザインの服は加齢によって似合わなくなり、着られなくなってしまうことがあります。

ですが、普通の服なら年齢も関係ありません。一生モノとまではいかないでしょうが、普通の服なら汚れたり擦り切れたりして着られなくなるくらいまでは、違和感は生まれないでしょう



理由3:どんな服にも合わせられる​



どんな服にも合わせられるということは、他の服とマッチするかどうか、といったことを考える必要がないということです。

服を買うときに手持ちの服のラインナップを思い浮かべて相性を考える、という手間も省けますし、朝コーディネートを決めるときも、時間がかかりません。

また、将来的に自分の服の好みが大きく変わっても合わせられるので、「今とりあえず」で買っても無駄にはなりません。


・男の服は普通「が」いい。​



僕は男の服は普通でいい、だけでなく、普通「が」いい、とも思っています。

服を熟知したプロ中のプロと言えば、ファッションデザイナーが挙がりますが、ファッションデザイナーの多くは普通の服を着ています。


山田耕史のファッションブログ: ファッションのプロ中のプロ、ファッションデザイナーの服装が一番オシャレ説。

このことから、普通の服は、男の服の出発点でもあると同時に到達点でもある言えるでしょう。

実際に僕も、ファッションに目覚めた10代後半からファッションに熱中した20代前半、そして仕事として客観的にファッションを見るようになった20代の後半を経て、30代の後半に差し掛かった今、着ている服の多くが普通の服です。



こちらは先述のユニクロのオックスフォードシャツとヴィンテージチノのコーディネートです。ニットキャップはGU、スニーカーはムーンスター。どれも気軽に手に入れられる価格の普通の服です。

特別オシャレではないかもしれませんが、ダサくはないと思います。

男が着るのはこれくらい普通の服で充分ではないでしょうか。


・普通の服に特化したメルマガを開始予定です​



こんなにメリットが沢山ある普通の服ですが、普通の服を主題にするファッション誌やファッション系ウェブメディアはほぼ皆無です。

なぜなら、普通の服を主題にしてしまうと、既存のファッション業界のビジネスの枠組みから外れてしまうからです。

アパレル企業は毎年成長を続けていくために、新しい流行をつくりだし、消費者に毎年服を買ってもらわなくてはなりません。

多くのファッション誌やファッション系ウェブメディアはそんなアパレル企業の広告が主な収入源です。

既存のファッションメディアが、1着買えばいつまでも着られてしまう普通の服を主題にする訳がありません。


山田耕史のファッションブログ: うっかりトレンドの服を買ったら、1年後に「ダサい」と全否定されますよ。

ないならつくってしまおう、ということで近々普通の服をテーマにした有料メールマガジンを始める予定です。

以前から有料メルマガを始める始めると何度も言ってきましたが、最近ようやく有料にするだけの価値がある内容が固まってきたので、今回こうやってお知らせするに至りました。

それに先立って、当ブログで有料メルマガの前哨戦とも言うべきテスト記事を明日から配信する予定です。お楽しみに。


最後までご覧いただきありがとうございました!

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