2016年8月19日金曜日

東京オリンピックで日本代表のユニフォームを手掛けるデザイナーを予想してみた。



【このエントリのポイント】とりあえず高島屋はやめましょうよ。

こんにちは。

やはりラルフローレンは偉大だと思う

ファッションアナリスト山田耕史(@yamada0221)です。

今朝目にしたこのニュース。

リオ五輪、日本はダサすぎ?ドン小西さん「せっかくの選手の活躍が」 - withnews(ウィズニュース)

結構話題になっているリオオリンピックの日本のユニフォームの残念さについて語っています。

私がこの記事で面白いと感じたのはこの部分。

 ユニホームは、機能とともに、審美性、時代性、テーマを盛り込むもの。ならば「今」の日本を象徴するようなデザインだったり、もっとも旬なデザイナーを使ったりするべきでしょう。
 世界で活躍する次世代デザイナーはたくさんいる。今だったらサカイやハイク、ジュンヤワタナベなんていいんじゃない?
まさかドン小西さんからサカイやハイクなんてブランドが出てくるとは意外でした。

これだけ世間が盛り上がったのですから、

次回の東京オリンピックでは高島屋に発注することはまさかないでしょう。

他国のようにファッション感度の高いデザイナーを起用する筈です。

【まとめ】どの国がおしゃれ?リオ五輪に向けて各国のユニフォームが続々発表 | Fashionsnap.com

そこで勝手に東京オリンピックで誰が日本代表のユニフォームを

手掛けるか予想してみました。

本命: 阿部千登勢(sacai)


http://www.fashionsnap.com/inside/fukubito-sacai-abe/

ドン小西さんと同意見になってしまうのは避けたかったのですが、

現時点で日本を代表するデザイナーであることは間違いないでしょう。

NIKEとのコラボの実績もあるのでセレモニー用だけではなく、

実際の競技用も手掛けて欲しいですね。


http://www.fashion-press.net/news/15433

対抗: 森永邦彦(ANREALAGE)


http://www.fashionsnap.com/live/anrealage/43991/

セレモニー映えする衣装を創ってくれること間違い無し。

ライゾマティクスやチームラボなどと組んで

未来の開会式をやってもらいましょう!



大穴: NIGO(HUMAN MADE・元 A BATIHNG APE)


https://hypebeast.com/2015/9/nigo-appointed-as-new-creative-director-of-yoho

もしかしたら日本のファッションクリエイターの中でも随一と呼べる

知名度を誇っているのではないでしょうか。

日の丸を意識した紅白の迷彩とか・・・駄目ですかね。

ある意味日本 独自で海外にも受け入れられたファッションだと思うのですが。


http://item.rakuten.co.jp/moncachette/107857637/

いかがだったでしょうか。

日本のファッションデザイナーと言えば誰もが思いつく

三宅一生、山本耀司、川久保玲の御三家や高田賢三によるユニフォームも

個人的には見てみたいのですが

やはりここはそれよりも若い世代にやってもらいたいので選外にしました。

川久保玲の真っ黒ユニフォーム、見たいですけどね。


最後までご覧いただきありがとうございました!

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2016年8月1日月曜日

ジーンズが世界中に広まった理由。



【このエントリのポイント】アメリカが第二次世界大戦の戦勝国になったからジーンズは世界中に広まった。

こんにちは。

未だに90年代レプリカジーンズブームの時に買った

ジョンブルの501レプリカを愛用している

ファッションアナリスト山田耕史(@yamada0221)です。




ずっと疑問に思っていた事がありました。

それは

「なぜジーンズが世界中に広まったのか」

という事です。

ジーンズは世界中で着用されています。

アジア、アメリカ、ヨーロッパ、アフリカ。

先進国でも発展途上国でもどこでもジーンズは見かけます。

いや、見かけるというよりも

「全世界の標準服」と言っても良いくらいの普及度ではないでしょうか。

私はジーンズが広まった理由が「汚れてもいい」という機能性から、

と考え以前当ブログにも書きましたが、

山田耕史のファッションブログ: ジーンズは「汚れてもいい」から広まった。

その自分の考えを覆してくれる本に出会えました。

それがこちら。



著者は伝説のメンズモード誌MRで毎号ひとつのアイテムの歴史を紐解く

連載をされていた服飾評論家、出石尚三氏です。

ミュージシャンや映画スター、政治家などが様々な著名人が

どのようにジーンズを着用していたのか、という事に焦点を当て

ジーンズの歴史を綴る、という内容ですが、

これを読んで私の疑問はあっさり氷解しました。

・ジーンズ=アメリカ

早速答えを明かしてしまいましょう。

何故ジーンズが世界中に広がったか。

それはアメリカが第二次世界大戦で勝利したからです。

アメリカのゴールドラッシュ期に労働者の為のワークウェアとして生まれたジーンズは

徐々にアメリカ国内でその着用者層や着用シチュエーションを広げていきますが、

それが国外まで広がったのは第二次世界大戦後でした。

敗戦国である日本はアメリカの、ドイツはアメリカを含む四カ国の統治下に置かれ、

アメリカの文化が徐々に広がっていきます。

それは敗戦国だけではありません。

連合国軍(アメリカ)に首都パリを解放されたフランスや戦後疲弊したイギリスなど、

ヨーロッパ諸国でアメリカの援助を仰いでいたところは少なくありません。

そこに流れ込むのはお金と物資。

物資の中には衣料があり、その中には勿論ジーンズもありました。

ジーンズが広まったのは第二次世界大戦の唯一の勝ち組と言えるアメリカの

力の証とも言えるのです。

・天才に嫉妬される服、ジーンズ


本書では様々な有名人のジーンズに関するエピソードが語られていますが、

その中でも印象的だったのが「ジーンズは天才から嫉妬される存在だった」

という事です。

例えばアンディウォーホルは

ブルージーンズの話をしていてリーヴァイとストラウスに妬けてしょうがなかった。
ぼくもブルージーンズみたいなのを発明したかった。
あれだけ大衆的で、人に覚えてもらうものをさ。

と語り、イヴサンローランは

出来ることなら私がブルー・ジーンズを発明したかった。
ブルー・ジーンズはそれ自体が「表情」を持っており、
あくまで謙虚で、セックス・アピールに富み、
しかもシンプルな美しさがある。
これらは私が服のデザインに求める重要な要素だから。

と述べています。

アートとファッション、二つの分野の歴史に燦然と輝くスターが揃って

その存在に嫉妬するのがジーンズ。

もしかしたら戦争というきっかけがなくても

ジーンズは世界を席巻するカジュアルウェアになっていたのかもしれません。

そんなジーンズ自体が持つポテンシャルの高さが感じられるエピソードです。

最後までご覧いただきありがとうございました!

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