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服の新しい価値、「時間」。



【このエントリのポイント】家事の時短を実現させる服って売れるのでは?

こんにちは。

洗濯物を 干す事が結構好きな

ファッションアナリスト山田耕史(@yamada0221)です。


・洗濯は面倒!



ITを中心とした産業の発展により、

多くの家事が自動化されるようなっています。

掃除や食器洗いなど面倒で誰がやってもあまり結果が変わらない事は機械に任せ、

人間が楽をする、という流れは今後加速度的に進むでしょう。

服にまつわる家事と言えば洗濯。

考えてみれば洗濯というのはかなり面倒です。

我が家の場合、

1:服を脱いでカゴに置いておく

2:服を洗濯機に入れる

3:洗剤や柔軟剤を洗濯機に入れ洗う

4:服を洗濯機から取り出す

5:服を洗濯物干しに吊るす

6:季節、天候によりベランダに出す

7:ベランダから取り込む

8:服を洗濯物干しから取る

9:服を畳む

10:服を人ごとに選別する

11:服を片付ける

と、分解してみるとかなり面倒な工程を踏まなければなりません。

その作業をかなり短縮してくれるニュースを先日目にしました。

ついに出る、「洗濯物自動折り畳み機」:日経ビジネスオンライン

乾燥した洗濯物を投入すると折り畳んでくれる家電が販売間近という事です。

そのうちこの機能が洗濯機に組み込まれ、

服を洗濯機に放り込むと洗って乾燥して折り畳みまでしてくれる、

というような事が実現するのも遠い未来ではないのでしょう。

ですが、この4、5年くらいでそれが実現するとも思えません。

・服で家事の時短を実現


ならばそれが実現するまでの間、服が進化してしまえばいいのでは?

と思います。

例えばアイロンがけの手間はノンアイロンシャツで省けるようになりました。

他にも服が進化する事で家事の短縮はできるはずです。

例えば。

一瞬で乾くシャツ。

一瞬で畳めるシャツ。

そもそも洗わなくてもいい服(キックスターター的なので見た気がします)。

などなど。

このような機能性の高いアイテムに一番つくってくれそうなのはユニクロですが、

衣料が伸び悩んでいるGMS各社なんかはこのあたりに注力してもいいのではないでしょうか。

あるいは機能性素材が得意なスポーツメーカーがつくるとか。

今まで服の価値というとファッション性にかなり重きが置かれていましたが、

こんな風に日々の生活の無駄な時間が省け、

楽しい事をする時間が増やしてくれる価値というのは

今後注目されそうな気がします。



最後までご覧いただきありがとうございました!

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