【このエントリのポイント】ヴィンテージウェア復権の日は近いかも。
こんにちは。
ベタな言葉ですがやっぱり健康が一番大事だと実感した
ファッションアナリスト山田耕史(@yamada0221)です。
・100万円のGジャン。
最近自分の中で古着熱が再燃してきており、
feedlyで古着屋のブログを見るのがとても楽しみになっています。
そんな中、先日印象的なエントリを目にしました。
それがこちら。
というか 高いです。 今日の商品は
原宿の人気古着屋、BerBerJinのブログです。
このエントリで紹介されている古着のGジャンがこちら。
https://berberjin.blog104.fc2.com/blog-entry-7202.html
お値段なんと100万円。
詳細はブログをご覧いただくとして。
さて。古着のGジャンに100万円ってどうなんでしょう?
・服の品質は落ち続けている
先日某スポーツメーカーの定番モデルのスニーカーをショップで見ました。
その定番モデルは私も10年程前に購入し、履きつぶすくらい愛用していました。
スニーカーにしては価格は安くはないのですが、
履き心地とレザーの素材の質感が良くとても気に入っていました。
ですが、今回ショップで見た現行のそのモデルは
私が購入した頃と価格は変わらないのに明らかにレザーの質が落ちていました。
この例に限らず、服の質が低下しているのは以前当ブログのエントリでもご紹介しました。
服の品質は落ち続けているのです。
・ヴィンテージウェアの今後
で、今回の本題、100万円Gジャンに話を戻しましょう。
人によっては古着のGジャンに100万円を払うなんて正気の沙汰ではないでしょう。
ですが、私は将来的に本当に価値のあるヴィンテージウェアは
もっと高価格になるのではないかと思っています。
ヴィンテージウェアに用いられている生地や縫製の技術の中には
現代のテクノロジーを駆使しても再現出来ないものが少なくないそうです。
その中には時代背景などから生まれた独特の雰囲気というのも含まれるでしょう。
また、ヴィンテージウェアには個性的なデザインのアイテムが多くあります。
服作りがマーケティング主導となり、どのショップを覗いても同じような服しか売っていない今、
個性的な服を求める人がヴィンテージウェアに興味を持つ事が増えそうな気がします。
・頑張れ!古着屋さん!
ファストファッションの隆盛により一番被害を被ったのは古着屋だという話があります。
昔はお金のない若者がお洒落をしようとすると選択肢が古着屋しかなかったのですが、
ファストファッションは低価格でファッショナブルな服を
事実、古着の街として知られる高円寺は5年前と比べると明らかに古着屋の数が減っています。
ですが、私は今後ヴィンテージウェアの復権と共に古着屋が最注目される日が
遠からず訪れるのではないかと思っています。
それまで多くの古着屋さんには頑張って欲しいと思っています。
最後までご覧いただきありがとうございました!
※注
ここで述べられている内容は書き手の所属する組織・団体の主張を
代表・代弁するものではなくあくまでも筆者一「個人」としてのものです。
このエントリを書いた人
山田耕史
ファッションアナリスト
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