2013年11月25日月曜日

セレクトショップ人気をガチ調査。Samurai ELO1月号の特集が面白い。



メンズファッション誌の中でも

飛び抜けて面白い企画を連発しているSamurai ELO。




今まで当ブログでも何回か取り上げていますが、

山田耕史のファッションブログ: 天下のユニクロに喧嘩を売ったsamurai ELOのユニクロ特集が素晴らしい。

山田耕史のファッションブログ: ※ただしイケメンに限る と言われないモテファッションとは!?



最新号の2014年1月号でまた面白い企画を発見しました。

題して

マジでオシャレな服が買えるセレクトショップはどこ?(切実)



4ページだけの小企画ですが、

この特集、単なるセレクトショップの比較ではありません。

なんと、


ショップ名を隠してどのショップのコーディネイトが一番好きか

街でアンケートをしているのです。


これってなかなかの挑戦した企画ではないでしょうか。

下位にランクされたショップのイメージは少なからず悪くなる筈です。

それに対するエクスキューズでしょうか。

この特集のタイトルの下に

※編集部調べによるものです。参考程度に見て下さいね♥

と小さく、でも赤文字でw注釈が付けられています。


それから、流石に投票結果を全て晒すのは問題になると判断してのでしょうか。

次ページに出ている結果は1~3位まで。

最下位はどのショップかわからないようになっています。


因みにエントリーされているショップは

ビームス

ユナイテッドアローズ

ジャーナルスタンダード

フリークスストア

シップス

アメリカンラグシー

の6店。


気になる結果は実際に雑誌をご覧になっていただければと思いますが、

各ショップの長所と短所も書かれており、

中には結構なるほど、と思ってしまう的確な評価もあります。

こんなに書いてしまって編集部とセレクトショップの間に

波風は立たないのかな?と心配してしまいますが、

これだけ面白い企画で攻めてくれるSamurai ELOは

今後も頑張って欲しいですね。






※注
ここで述べられている内容は書き手の所属する組織・団体の主張を
代表・代弁するものではなくあくまでも筆者一「個人」としてのものです。

2013年11月22日金曜日

メンズファッションはゲイのためにある!



↑やや誇張した表現ですが、

特にハイファッションに関してはあながち間違ってはいないと思います。



そう思ったのは今日の繊研新聞のある記事を見たからです。

最終面に載っていた

FITでシンポジウム

同性愛者のファッションを討議

というタイトルで

ニューヨークのファッション工科大学で開催中の

同性愛者や両性愛者、性転換者のファッションに焦点を当てた

「ファッションの奇妙な歴史-クローゼットからキャットウォークまで」展で行われた

シンポジウムの内容に関する記事です。


私の興味を引いたのはメンズウェアデザイナー、

ジョンバートレットのコメントです。

以下引用~

エディターやバイヤーの大方がゲイという状況の中で、

彼らを喜ばせることと、一般の客にファッションとして

認められることの間でもがいてきたようだ。

アンダーウエアだけを着用したモデルたちをランウエーにずらりと並べ、

最前列のエディターやバイヤーを見つめる演出をしたとき、

「多くのエディターやバイヤーが、とても心地よく感じた」

~引用終わり


これを見て私が長年ぼんやりと持っていた疑問が氷解しました。


以前からずっと、

メンズのファッションショーで下着姿のルックが多数あるのに

なんとなく疑問を持っていたのです。

カルバンクラインに代表されるような

アンダーウェアに力を入れているブランドなら理解出来るのですが、

そうでもなさそうなブランドでも下着姿のルックは

沢山登場しています。

例えば今年発表されたミラノコレクションでも



http://www.style.com/fashionshows/complete/slideshow/S2014MEN-VERSACE/#6

VERSACEではガウン×ブリーフのコーディネイトでランウェイを闊歩していたり

DSQUAREDでは


http://www.style.com/fashionshows/complete/slideshow/S2014MEN-DSQUARE/#1

こんなエロチック(と表現すればいいのかな?)な

プレゼンテーションが行われていました。


これは全てゲイの業界人向けだったのですね。


欧米のメンズファッション界におけるゲイの割合は

一般の日本人の想像よりも遥かに高いものだと思います。

まずデザイナー。

ジャンポールゴルチェなんかは有名ですが、

それ以外でも欧米の有名デザイナーでゲイではない人を私は殆ど知りません。

多分ほぼゼロに近いのではないかと思います。

また、ファッション誌のエディターやショップスタッフ、

ファッションモデルでもゲイはかなりの割合を占めています。

私がパリでファッションを学んでいた時の

同級生や先生の男性の多くはゲイでした。


ファッションショーの主な客は

世界各地のショップのバイヤーや

ファッション誌のエディターです。

ショップに買い付けてもらったり

ファッション誌に取り上げてもらう為に

ブランドは高いコストをかけてファッションショーを開催します。

メンズウェアのバイヤーやエディターの多くはゲイ。

彼らに好感を持ってもらう為に

メンズファッションショーでは下着姿のルックが多数登場していた、

という事です。


モーターショーで車の横にセクシーな女性コンパニオンが

立っているのと同じ意味合いだったのですね。





そう言えば何故日本のファッション業界人は

欧米に比べゲイの割合が低いのでしょうかね。

少なくとも私の会社ではゲイはゼロ。

以前勤めていた会社も私の知る限りではゼロでした。

こんなにゲイのファッション業界人が少ない国って

世界でも珍しいのではないでしょうか。
(基本的にアジアは少ないのかな?)



※注
ここで述べられている内容は書き手の所属する組織・団体の主張を
代表・代弁するものではなくあくまでも筆者一「個人」としてのものです。

2013年11月15日金曜日

マルイの売上げを伸ばしたファッション×機能。



先日こんなニュースが出ていました。



丸井が新PB「ラクチン」シリーズとカード事業好調で増収増益 | BRAND TOPICS | BUSINESS | WWD JAPAN.COM

一部引用します。

「おしゃれ×共通価値×値頃感」をコンセプトに店舗・カード・ウェブを連動させた幅広い商品やサービスの提供に力を入れた。特に新PBの「ラクチン」シリーズが好評で、松雪泰子を起用したテレビCMの効果もあり、新PB売上高は半期で52億円(同192%)に伸びた

今回取り上げたいのはこの「ラクチン」シリーズに関してです。


https://voi.0101.co.jp/voi/webshop/customerl_portal/index.jsp

私のおぼろげな記憶では

マルイは2年前くらいからこの「ラクチン」シリーズを拡大させていたような気がします。

当時はメンズではシューズやバッグ、Yシャツなどのビジネスアイテムが

中心だったと思いますが

今見ると品揃えはカジュアルアイテムまで拡大されています。

例えば鞄はこんな感じ。



レディスではかなり品数が増えており、


https://voi.0101.co.jp/voi/webshop/l_onepiece_12/closeup03.jsp



ワンピースやコートなどファッショナブルなアイテムも多数出ています。

ラクチンシリーズの企画はこんな感じだそう。


かなり手間と時間がかかっているようです。


引用した記事にもあるように、

「ラクチン」シリーズは前年同期比192%という大ヒットシリーズになっています。

日本を代表するファッションビル、と言っても良いくらいの

歴史と知名度を誇るマルイが

ここまで気合を入れた機能重視のアイテムを作っている、

という事は今のファッションの流れを象徴しているのではないかと思います。



以前


と題し

GMSはファッションを打ち出すのではなく、

機能を重視した商品を拡充すべきではないか、

というエントリを書きましたが、

マルイのようなファッショナブルなショップでも

売上げを伸ばす為にはこういった機能重視のアイテムが必要になってきています。

現在この機能重視の流れはマルイくらいまでで、

それよりもファッショナブルなショップ、

例えばセレクトショップでは殆ど見られませんが、

今後はこの分野に挑戦する

セレクトショップが現れるかもしれません。



※注
ここで述べられている内容は書き手の所属する組織・団体の主張を
代表・代弁するものではなくあくまでも筆者一「個人」としてのものです。

2013年11月8日金曜日

ZOZOTOWNのアプリ「WEAR」を試しに渋谷パルコに行ってきました。



色々物議を醸しているスタートトゥデイの「WEAR」が

今日11月8日に、パルコ4店舗で試験的に導入されたので

試しに行って来ました。



関連記事

PARCO × WEAR あたらしい買いもの体験実験中-ファッションコーディネート-WEAR

パルコ、スタートトゥデイのスマホアプリ「WEAR」をPARCO4店舗で試験的導入 - CNET Japan

お店はWEAR一色。





イベントブースが開設されており、



ゆるキャラ的なのも登場。







キャンペーンをやっていました。





で、店内に入って。

メイン入り口入って直ぐの

BLACK COMME des GARCONS前にはこんなスマホオブジェが。



店頭受付でWEARのちらしをゲット。



しっかりした素材のちらしです。



このバーコードを読んで渋谷パルコにチェックイン。

商品のバーコードを読む前に店舗に

チェックインをしなければいけない仕様になっています。

チェックインを済ませ、メンズのフロアに行きましょう。



エスカレーターの手すりもWEAR。

今回WEARに参加している店はそんなに多くありません。

渋谷パルコでは下記の店舗のみ。

PART 1
1F
ディーゼル
Lily Brown shibuya boutique
アナザーエディション
2F
ザ ヴァージニア
フレイアイディ
2%TOKYO
3F
アダム エ ロペ
4F
パドカレ
Salon de Balcony
5F
JUNRed+
ナチュラルボーンアディクション
L.H.P.
チューズライフバイキャサリンハムネット

PART 3
B1F
TOMMY
1F
KBF
2F
アースミュージック&エコロジー プレミアムストア
3F
POU DOU DOU
4F
イーハイフン ワールドギャラリー
マジェスティックレゴン
パラビオン


参加しているメンズ店舗の中で

なんとなく一番好感を持っているJUNRed+で試してみます。



参加店舗店頭にはWEAR参加を示すこんな立て札が。



ではこのショールカラーカーディガンでWEARデビューしてみましょうか。

バーコードを読み込むと…



おお。

商品のページに飛びました。



スクロールさせると商品詳細や



コーディネート画像。



そしてそのコーディネートの着用アイテム等が表示されます。

ふむ。

。。。

んーと。

まぁこんなものなのか?

とりあえずもう一点行ってみましょうか。



ではこのPコートのバーコードを読み込んでみます。

あ、因みにタグには3つくらいバーコードが付いているので

どれを読み込んだらいいのか少し迷いました。

で、読み込んでみてっと。

。。。ん?



アローズの商品が出て来ました…エラーかな?

気を取り直して2店舗目。

Adam et Ropeへ。



店頭にあったニットを読み込んでみると



あら、そーゆー場合もあるのね。

横にあったパンツは



大丈夫でした。



ああ、そう言えば。

WEARって後付設定かもしれませんが

スタートトゥデイ公式発表ではSNS機能がメインだったんでしたっけ。

という事で急遽アカウントを取って

SNSにログインしてみました。





こんな感じみたいです。

この状態では何もわかりませんねw



って事で結構グダグダ感が満載のレポートになってしまった感はあるのですが、

以上が今日私が渋谷パルコでWEARを体験した事の全てです。

実際店舗で使ってみて感じたのは

店舗の中でスマホでバーコードを読み取るのはなんか罪悪感がある

という事です。

別に隠し撮りをしている訳ではないですし、

「WEARを使う」という大義名分があるので

何の気兼ねもなく読み取ったらいいのですが、

何故か店員の目を盗むように、というか

出来るだけ店員の目が届かない場所で読み取るようにしてしまいます。

やはり店内でスマホのカメラ機能を使う事に若干の罪悪感があるからでしょうか。

この何故だけよくわからない心理的ハードルが多くの人にあるとすれば、

店内でWEARを使うのはなかなか難しいのではないかなと思いました。

そしてもう一つ。

これが一番強く感じた事なのですが。

WEARって面白いの?あるいは便利なの?

という身も蓋も無い疑問です。


はっきり言って今日私の「WEAR体験」は面白くはありませんでした。

今後、面白いと思えるような仕組み追加されるのでしょうか。

WEARで一番議論になっているショールーミングという点では

家電量販店でショールーミングするのとは違い、

服は基本的に店舗とネットでの価格差はほぼないので

ショールーミングの利点は現時点ではあまり感じられません。

【インタビュー】スタートトゥデイ前澤代表に聞く「WEAR」の狙いと海外進出 | Fashionsnap.com

こちらのインタビューでWEARのメインサービスとして挙げられている

コーディネートを楽しむSNS機能はまだ未知数です。

現時点ではWEARの楽しさをアピール出来る段階ではないのかもしれませんが、

よっぽどの服ヲタを除き、

一般人でWEARを楽しめる人はなかなかいないのではないか

というのが今の私の考えです。

ルミネ他商業施設の抵抗を受けてのチェックイン機能の搭載など、

スタートトゥデイの理想を実現させるには多くのハードルがあるみたいですが、

今後WEARの普及の為に色々追加の機能や企画も考えているでしょうし、

個人的には拡大を楽しみにしているサービスなので

是非とも頑張って欲しいですね。


※注
ここで述べられている内容は書き手の所属する組織・団体の主張を
代表・代弁するものではなくあくまでも筆者一「個人」としてのものです。

2013年11月5日火曜日

大手GMSがユニクロに対抗出来る唯一(?)の方法。



先日マルイウェブを見ていると

こんな衝撃的なビジュアルを発見。







https://voi.0101.co.jp/voi/webcatalog/showGoodsDetails.do?wrt=5&mcd=MV077&cpg=101&pno=01&ino=01

防水仕様のコンバースオールスター!

コンバース公式Webでは



http://www.converse.co.jp/products/chuck-taylor/all-star-evo-boots-hi.php

あっさりとした説明でよくわからないのですが

http://www.ahousewifemanifesto.com/converse%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%B9allstar-evo-boots-hi%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%A8%E3%83%B4%E3%82%A9%E3%83%96%E3%83%BC%E3%83%84%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%82%AB%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%9B%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%88%E3%80%90rcp%E3%80%91-p-6.html

こちらでは詳しく解説されていたので画像を転載します。



4cmの水を4時間防水というなかなかのスペック。

これは買いだと思い

早速javariで購入しました。



CONVERSE ALL STAR EVO BOOTS HI

実物はこんな感じです。





普通のオールスターとは素材が違うせいか、

シルエットは若干ふくよかな感じ。



タンの部分はこんな感じで水を防ぐようになっています。





タグでの機能説明です。

雨対策よりも雪対策の色合いが強いみたいです。


で。

ここからが本題なのですが、

最近やっと

最新技術を駆使したハイテク高機能と

ベーシックなド定番デザインの融合が進み始めた

という気がします。

例えばゴアテックスをはじめ、防水機能があるスニーカーは山ほどありましたが、

その殆どは本気のアウトドア向けアイテムで

街で履くには難しいデザインでした。

私はずっと、

「コンバースオールスターのような履き回しの効くベーシックデザインのシューズで

防水機能があるアイテムが出ればいいのにな」

と長年思っていたので上記のオールスターを見た時に

快哉を叫んだ次第です。


シューズだけでなくウェアも同様で

機能素材を使用したシャツなんかは色々ありましたが、

こちらもやはりネルなどのアウトドア素材だったり、

機能性をアピールする為の

切替やロゴが入ったスポーティなデザインだったりしていました。


そんな中、今年アウトドアブランド、ノースフェイスがリリースしたのは

高機能素材にも関わらずビジネスシーンでも使えるくらい

ベーシックなデザインのオックスフォードシャツです。



http://www.hayabusa.bz/news/2013/09/the-north-face-2013-fall-edition-for-men-shirt-life.php

http://www.goldwin.co.jp/tnf/special/shirtlife/index.html

こちらのシャツもネットで見た瞬間に

「これだ!」と思い実物を見に行ったのですが、

残念ながら私の好みの素材感ではなく、

購入は見送りました。

が、今後素材が進化すれば

どんどん普通のオックスフォード素材に近づいていくのではないでしょうか。



こんな風に

機能を溶け込ませたアイテム

が今後増えていくと思います。



2年くらい前でしょうか。

しまむらがレディスのおしゃれ着に吸水速乾素材を使用している、

というテレビCMを大々的に打っていた記憶があります。

おそらく当時ユニクロが機能素材に特化した打ち出しで

大成功を収めていたのに対抗し、

当時ベーシックデザイン一辺倒だったユニクロの上を行く企画として

ファッション性×機能

を打ち出したのではないでしょうか。

その後この企画がどうなったかは特に耳にしておらず、

他社が追随したという話も聞いていないので

結果はそれ程でも無かったのでしょう。

服だけに限らず基本的に女性はデザイン重視で

機能にはあまりこだわらない人が多いので

しまむらのこの企画はあまり響かなかったのかもしれません。


しかし、メンズではどうでしょう。

男性は女性に比べ圧倒的に実用志向で機能好きです。

私もそうなのですが、服に付いている機能素材の説明タグを

熟読する人は多いのではないでしょうか。

そうにも関わらず、

特にメンズカジュアルウェアでは機能を備えたアイテムが

まだまだ少ないように感じます。

ビジネスシャツやビジネスポロシャツなどビジネスウェア周辺や

一部ドメスティックブランドに見られるハイエンドアイテムでは

吸水速乾素材などの機能素材の使用が増えてきていますが、

カジュアルシャツやチノパンツなどカジュアルウェア、

特に低価格のボリュームゾーンではほぼ皆無です。


この分野はユニクロも今の所まだ進出していません。

ユニクロ対策に躍起になっている大手GMSなどは

ファッション性をアピールするのではなく、

こういった方向に注力すれば

道が拓けるような気がするのですが、どうでしょうかね。







※注
ここで述べられている内容は書き手の所属する組織・団体の主張を
代表・代弁するものではなくあくまでも筆者一「個人」としてのものです。