2013年5月31日金曜日

渋谷で人気のメンズブランドランキングを発表!

数日前、久し振りに渋谷を歩いていると

RAGTAG渋谷店の前にこんな看板が出ていましいた。


「RAGTAG渋谷店ブランドランキング」

という事で、おそらくブランド別売上げランキングなのでしょう。

集計期間は5/13~5/19。

メンズランキングを見て行きましょう。

1位のSUPREMEはプロパーが結構高価なブランドですので、

ユーズドでの人気が高いのでしょうか。

そこそこ古参のストリートブランドですが、

セレブや有力ブランドとのコラボも多く、

今の若い子(大学生くらいがイメージです)にも人気があるようです。


2位STUSSYはユーズドになるとそこそこ安価になる割りには

オシャレ感があるので人気が高いのではないでしょうか。


3位にCOMME des GARCONS HOMME PLUSがランクインしているのは

ギャルソン好きの私としては感慨深かったですね。

昔(私が一番服を買っていた15年前くらい)は

「ブランド古着といえばギャルソン」というイメージがあったと思うのですが、

ファッション全体に置けるモード存在感の低下と共に

ブランド力も衰えていっているような感触がありました。

それにも関わらず未だランキング上位に顔を見せるのは

コムデギャルソンのブランド力の強さでしょうね。


そして4位にはなんと!のSWAGGER。

倒産は関係あるのでしょうか。

4位に入るくらいの人気があるのに何故倒産してしまったのか…

あるいは倒産したからユーズド市場で需要が高まったのか。

どうなんでしょうか。


5位と6位はSOPH.系列の2ブランド。

トレンドを取り入れつつ上手くブランドの価値を維持している

稀有なブランドだと私は思っています。


そして7位はエイプ。

最近NIGOがクリエイティブディレクターを退任した事が報じられました

まだブランド力は衰えていないようですね。

最近はアジアからの観光客がエイプの紙袋を下げている印象があります。


と、いう事で私としてはかなり以外なメンズブランドランキングでした。

レディスに目を移してみると

コムデギャルソン社のブランドが3ブランドもランクインしており、

しかもあまり目立たない印象のブランド、

COMME des GARCONS COMME des GARCONS が1位になっているなど

疑問符が付くランキングではあるのですが、

ストリート&カジュアル色が強いメンズに反して

レディスはモード色が強いのが印象的です。


今後このランキングに変化はあるのか。

最近なかなか渋谷に行く機会もないのですが、

RAGTAGの前を通る事があれば必ずこのランキングはチェックしようと思います。



※注
ここで述べられている内容は書き手の所属する組織・団体の主張を
代表・代弁するものではなくあくまでも筆者一「個人」としてのものです。

2013年5月29日水曜日

タケオキクチ本店で~菊池武夫に~出会った~。



昨日の事です。

仕事で渋谷、原宿にリサーチに出た時に

何の気なしにタケオキクチ渋谷明治通り本店に寄りました。


このショップ、確かオープンしたのは昨年末だったと思うのですが、

オープン当初に一度だけ訪れて

「タケオキクチっぽくない(失礼!)格好良いショップだなー」と感じた記憶があります。

店内至る所に置いてあるiPadは全て菊池武夫の動画が流れているなど、

菊池武夫氏の復帰に合わせてオープンしたショップなのでかなり菊池武夫色が

強く打ち出されているのが印象的でした。

また、こちらに掲載されているように、

ショップの2階にはアトリエスペースがあり、

連れと「菊池武夫がここで仕事してたりするのかなー」と話していたのですが、

昨日私がショップを訪れた時に

正に菊池武夫がそのアトリエで仕事をしていました。

スタッフ数人とスワッチを囲みながら話をしている菊池武夫氏は

いつものハット姿に作業着なのか、他のスタッフと揃いの白いエプロンをしていました。

流石に菊池武夫、格好良かったです。

本当は仕事風景を眺めていたかったのですが、

アトリエはガラス張り、ドアは開け放たれており

眺めていられるような雰囲気は全く無かったので

私はちらっと目をやっただけで

そそくさと店を出てしまいました。


どれくらいの頻度であのアトリエで仕事をしているのかはわかりませんが、

運が良ければ菊池武夫本人に出会えるかもしれません。

デザイナー本人に出会えるショップ、

是非ともコムデギャルソンにもやって欲しいものです。

(絶対にやらないでしょうし、やったらやったで少しがっかりしますがw)


※注
ここで述べられている内容は書き手の所属する組織・団体の主張を
代表・代弁するものではなくあくまでも筆者一「個人」としてのものです。

2013年5月28日火曜日

ユニクロのロゴTシャツが大人気で売り切れに。

ユニクロ専門ブログ、オレとユニクロさんが

ユニクロのロゴ入りTシャツ買ったのよ。

続・ユニクロのロゴ入りTシャツ買ったのよ。

新・ユニクロのロゴ入りTシャツ買ったのよ。 

連日購入報告をしている

ユニクロのロゴT。



オンラインストアでも欠品のままです。(5/28現在)

テンションの高い大学生あたりが内輪受け狙いで一度学校に着ていく

というようなネタ目的の購入が殆どでしょうが、

それでもユニクロのロゴTシャツが売れている、という事実に隔世の感があります。


昔、ユニクロで商品を購入した客が

「ユニクロで買っているのがバレるのが恥ずかしいから」という理由で

店を出て直ぐにショップバッグを捨てている、という光景を

柳井さんが目撃してブランド価値の向上を誓った、というような

エピソードがあったと思いますが、

今は前面にデカデカとロゴを配したTシャツが大人気になる時代なんですね。

そういえば少し前に


という事でこちらのロゴバッグが話題になった事もありました。

こちらも錦織選手とのコラボ商品という販売数量がかなり少ないであろう商品ですが

売り切れになっています。


ロゴアイテムがここまで話題になるとは、

ユニクロのブランド化も新しい局面を迎えそうです。


※注
ここで述べられている内容は書き手の所属する組織・団体の主張を
代表・代弁するものではなくあくまでも筆者一「個人」としてのものです。

2013年5月27日月曜日

みんな大好き本田翼がK・SWISSのキャンペーンモデルになったよー。

2013年 K・SWISSは本田翼をキャンペーンアイコンに起用




実はトライアスロンウェアでそこそこの人気だったり

そもそも世界初のオールレザー製テニスシューズを開発したりと

もっと認知度が高まっても良いようなK・SWISSですが、

ブランディングがイマイチでどうもスニーカー市場でのポジショニングがしっかりしないブランド、

というのが私の印象です。

そんなK・SWISSが

「本田翼さんを最大限に活用しブランドの価値向上及び認知拡大を図って」

行くそうです。



「知る人ぞ知る、通好みの存在」

という感じの立ち位置と

「シンプル・クリーン」

というような雰囲気が

なんとなく私の中でK・SWISSと本田翼両方に共通するイメージとしてあるので、

この起用にはとても好感を持ったのですが、

世間的なイメージはどうなんでしょうか。


しかし、今回初めて訪れないのですが

この本田翼の公式ブログのトップ画像は

素晴らしく可愛いですね…




※注
ここで述べられている内容は書き手の所属する組織・団体の主張を
代表・代弁するものではなくあくまでも筆者一「個人」としてのものです。

2013年5月22日水曜日

VANQUISHのロゴがvisvimに激似な件について。

百聞は一見に如かず、という事で早速本題。

まず、こちらがVANQUISH。



で、こちらがvisvim。




私にはとてもよく似てるように見えるのですが、如何でしょう。


※注
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2013年5月21日火曜日

ネオンカラーのルーツはアンドレアガシにあり?

レディスでは今季ネオンカラーアイテムが大ヒットでしていますが、

その流れがメンズでも出ていますね。

私も去年あたりからネオンカラーが気になっていたのですが、

最近Bershkaのこのアイテムを購入しました。


このネオンカラートレンド、私はどこか懐かしさや親近感を感じていました。

その懐かしさの訳が最近わかりました。

それは。

この人。


テニス界のファッションの革命児、アンドレアガシです。

私がテニス部に入部した中学生の時に丁度アガシは最盛期で、


このアガシモデルのテニスシューズを履いていた事を覚えています。

こうやって見てみると、アガシが頭に巻いているヘアバンドも

シューズもネオンカラー。

他にも当時のアガシはネオンカラーを多様していました。



ファッションのファの字も無かった私の中学生時代でしたが、

この時に私のネオンカラーに対する親しみが生まれていたのではないでしょうか。


しかし、今このブログの為にアガシの90年代初頭の画像を沢山集めていたのですが、

そのファッションのアグレッシブさに驚嘆させられました。

例えばこのスタイル。




デニムショーツにタイツのレイヤードスタイルです。

こんな格好、2013年の今どこぞのストリートブランドが提案してきそうです。

他にもこんなグラフィックも新鮮ですよね。



うーん。いいですねぇ。

一番下のテニスシューズは最近復刻されていましたね。

やはり時代はアガシに最注目している、という事なのでしょう。


テニスコートから離れてカジュアルスタイルになると


このレイバンの形やケミカルウォッシュのGジャン、

ナイキのロゴTシャツなど今のトレンドの要素がたっぷりです。

この髪型も一昔前は超絶ダサいイメージでしたが

今見るとそうでもないように感じる自分に びっくりします。


「トレンドは巡るもの」という事は理解していましたが、

こうやって具体例を発見すると驚きますね。

次のトレンドの元ネタは何になるのか。


ま、私の大好きだったテニスプレーヤー、マイケルチャンになる事はないでしょうねぇ…


※注
ここで述べられている内容は書き手の所属する組織・団体の主張を
代表・代弁するものではなくあくまでも筆者一「個人」としてのものです。

2013年5月16日木曜日

ダサい楽天からオシャレをセレクト。Rakuten meets BEAMSハッピー隊。

楽天市場といえば

楽天は、取扱額の3割がファッションとみられている割には

「サイトが使いづらい」

だの

「デザインがダサい」

だの

「メールがうっとうしい」

だの、あまりファッショナブルとは言えない雰囲気がありました。

それを払拭する為もあるのでしょうか。

ビームスとのコラボレーションを始めたようです。







今朝の繊研新聞でも、数々のネットメディアでも取り上げられていますね。

楽天×ビームスが初コラボ!「Rakuten meets BEAMSハッピー隊」開設へ(WWD JAPAN)

ビームスのバイヤーが楽天市場をキュレーション、目利きが商品をセレクトする「Rakuten meets BEAMSハッピー隊」(MarkeZine)


実際このサイトを見てみると、かなり興味深くてじっくり見てしまいました。

玉石混交、というか石が大部分を占めるであろう楽天市場からセレクトするというのは

数多のアパレルメーカーやブランドからセレクトショップのバイヤーが

自店で取り扱う商品をセレクトするのと非常に似ていて、

とてもセンスと時間が必要される事だと思います。

(楽天側がある程度商品を絞った上でビームスがセレクトしているのかもしれませんが)

「セレクトする」事に長けたセレクトショップだからこそ可能なコラボレーションでしょうね。

一点一点商品を見てみると、普段自分なら絶対に訪れないようなショップも数多くあり、

新しいショップとの出会いを生んでくれそうです。

こういったコラボは他のバージョンも見てみたいですね。


※注
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代表・代弁するものではなくあくまでも筆者一「個人」としてのものです。

2013年5月15日水曜日

「ロールアップ」を特集でまさかの10ページ!のGainer6月号。

今まで、ファッション誌で「ロールアップ」というニッチなテーマで特集を組み、

しかもそれが10ページものボリュームにもなったという事があったでしょうか。



それがGainer 2013年6月号で組まれた



ワイルドか?マイルドか?それが問題だ!

カッコいい捲り方

という特集ページです。


特集はまず、シャツの捲り方の紹介から始まります。



ワイルドスタイルとマイルドスタイルに分けられ、

列挙された捲り方は6種類。

それぞれ「How To ROLL-UP」と題して

詳細な捲り方が解説されています。

例えば一番マイルドスタイル寄りに分類されている

「ドッグイヤー捲り」は

1:カフスを半分の幅できちんと折り曲げる。袖ボタンは後のために外しておくこと。

2:そのままの幅で2回折り曲げる

3:ボタン留めの部分をドッグイヤー(犬の耳)のように下に折り曲げる。これでカフス裏の柄がさりげなく覗くように。

との事です。

このような解説が6捲り分。

このページをつくるだけでも大変だったでしょうねぇ。

それ以降のページは6種類の捲り方に合わせた

全身コーディネイトの解説や「こなれ感をあげる達人テク」の紹介となっています。




今までこのように「捲り方」を深く掘り下げた事はほぼ無かったでしょうし、

そういった中で捲り方を6種類もつくり、分類し、

それにマッチするスタイリングを考える、

という労力の多そうな特集に挑戦した編集者さんに賛辞を送りたいです。


※注
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2013年5月8日水曜日

CEOが自ら語ったFashionsnap.com歩み。



日経ビジネスONLINEに

ファッション業界人御用達のニュースサイト、

Fashionsnap.comのCEOのインタビューが掲載されています。


「創造力の空白地帯」は減っているNo.1ファッションビジネス情報サイトが映す未来


私はコンテンツの中心がスナップだった時からチェックしていたのですが、

そういえばいつの間にニュースサイトなったのだろう?

という疑問を持っていました。

その答えがこのインタビューに載っているので是非ご覧下さい。

他にも

「ファストファッションが古着を殲滅させた」

「デザイナーズクローズに興味を持たない今の若い人」

「クリエイションがウリのデザイナーブランドのマネタイズ方法」

などなど、頷ける話が沢山載っています。


この光山CEO、経歴や考え方など、もっと掘り下げて欲しい人物ですね。


※注
ここで述べられている内容は書き手の所属する組織・団体の主張を
代表・代弁するものではなくあくまでも筆者一「個人」としてのものです。

保守化?成熟?アニエスベーインタビューに思う、日本のファッション。

朝日新聞DIGITALにアニエスベーのインタビューが掲載されていました。

アニエスベー 自分に誠実にさりげなく装うこと



短いインタビューですが、

この中でアニエスベーは日本の街の変化について尋ねられ、


「東京の人々がずいぶんベーシックになっていて、

服への感覚の成熟度が進んでいる事を実感しました。

おそらく東日本大震災の後に、

より本質的な物を求めるような意識の変化があったからではないかと。

他人に見せるためではなく、

一人ひとりが自分の個性をシンプルな格好で表現している。

とてもいいなと思った」


と答えているのが印象に残りました。


人によってはベーシック回帰の日本のファッションを

「退化している」

だの

「硬直化している」

だの、こき下ろす意見も見られますが、

「ベーシック化=成熟」

という考え方もあるのですね。


私自身、自分のファッションについて考える時に

「オックスフォードシャツにジーパンみたいなベーシックな格好が気持ちいい」

と思う時があったり、

「尖った服を着て思いっきりオシャレしたい」

と思う時もあったりします。

トレンドはその時代の空気なので、

それに対して

「退化している」だの「硬直化している」だの言うのはどうだかなーと感じました。


※注
ここで述べられている内容は書き手の所属する組織・団体の主張を
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2013年5月7日火曜日

ミウッチャプラダインタビュー完全版。



格好良いぜ、ミウッチャプラダ!毛皮禁止の流れに一言。でご紹介した

WWDに掲載されていたミウッチャプラダのインタビューが

Web版WWDにアップされていました。

ミウッチャ・プラダにインタビュー「ファーを使うのは私なりの"挑発"」

ファーに関する話題以外にも、

コレクションの組み立て方など興味深い内容になっているので

是非見てみてください。


※注
ここで述べられている内容は書き手の所属する組織・団体の主張を
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2013年5月2日木曜日

フリパン第二弾が届きました。


男性用のボクサーブリーフが無料で貰えるサービス、

フリパン

以前当ブログで

無料でボクサーブリーフが貰える「フリパン」が届きました。

と題して届いたパンツのレビューをしましたが、

前回届いてから約半年、今日第二弾が届いたので早速レビューをしてみます。



 前回と同じパッケージですね。

で、問題の中身はこちら。


Oh......!!

かなりアグレッシブなデザインです。


バカ殿様パロディのイラストと


女の子と出会えるかと一瞬思ってしまうような

BtoBマッチングサイト?の広告です。

こちらは前回送られてきたアイテム。



シンプルで結構お洒落なロゴだけだったので普段使いもOKかな、

と思わせるデザインでしたが、

今回は流石に普段使いは厳しいです。

そもそも私は普段ボクサーパンツを穿かないので

災害用持ち出し袋にでも入れようかなと思っています。


あと、今回はこんなのが同封されていました。


フリパンの事をSNSやブログに書いてそのURLを送信すると

「現金や豪華特典に交換可能な、フリP」が貰えるそうです。

こうやってブログも書いている事ですし、

折角ならフリPを貰っておこうかな、と思いましたが

フリPに関して調べてみると



↑こんな感じだそうです。

うーん。。。

ちょっと魅力に欠けますね。

これならフリPいらないですかね…

個人的には面白い試みだと思うので

ビジネスの幅のもたせ方を今後楽しみにしていたいと思います。


※注
ここで述べられている内容は書き手の所属する組織・団体の主張を
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2013年5月1日水曜日

ファッションを理路整然と語る斎藤和弘氏のインタビューが面白い。



少し前の話しになりますが、

ファッションライフスタイル・ジャーナルサイト、THE FASHION POST

元VOGUE NIPPON編集長、斎藤和弘氏のインタビューが掲載されていました。

全4回のロングインタビューで

ファッション、特にコレクションを中心としたハイファッションに興味がある人にとっては

かなり楽しめる内容となっているので是非全て読んで頂きたいのですが、

特に私にとって興味深かった部分をシェアします。


・ブランディング
これは Bernard Arnault (ベルナール・アルノー) が必ずいう言葉ですが、ブランディングを、ラグジュアリーをおさえる基本は流通なんです。価格は流通で統制をしないといけない。もうひとつはイメージの統制です。価格とイメージのコントロールというのが、ラグジュアリーにとっては一番大事な部分です。外部工場と卸に出してはダメ。つまり自分のところでモノを作らないといけない。そうすることによって、イメージのコントロールができて、価格のコントロールができる。

・ファッションビジネスの変遷とファッションフォト
 1980年代から90年代にかけての、ほぼこの四半世紀の間に、ファッション写真は滅茶苦茶に大掛かりなものになりました。Gucci (グッチ)、LOUIS VUITTON (ルイ ヴィトン)、CHANEL (シャネル) など、メガブランドのシーズンキャンペーンに、膨大なお金がどんどん投入されたわけです。このキャンペーンの考え方自体が最初に出てきたのはもう少し前で、Calvin Klein (カルバン クライン)、Giorgio Armani (ジョルジオ アルマーニ)、Ralph Lauren (ラルフ ローレン) あたりがブランドとして成立し始めた70年代後半までさかのぼります。ここが、ブランディングのために使うADキャンペーンの始まりです。ハイエンドモードのグローバル化が進んで、そのビジネスモデルというのがアリだなとみんな気づき始めたわけです。Peter Lindbergh (ピーター・リンドバーグ)、Steven Meisel (スティーブン・マイゼル)、Bruce Weber (ブルース・ウェバー) 等々。たとえば2000年前後に Calvin Klein のシーズンキャンペーンを手掛けた Steven Klein (スティーブン・クライン) は、2週間でギャラ3億円とか言われていましたから、彼らはある種のミリオネアですよ。

そして1994年、Tom Ford (トム・フォード) が Gucci のクリエイティブ・ディレクターに就任した時、彼がやったことは何だったか。メガストアとメガキャンペーンです。世界中の主なメガロポリスにはメガストアがあり、そこでは世界同時にメガキャンペーンが貼られていて、というやり方です。

いまはADキャンペーンっぽいものではなくて、むしろブロガーが撮っているようなスナップ写真のほうがファッションなんじゃないの?という時代になっている気がしますね。

・ファッションとゲイ

ウィメンズのクリエイションを作っているのは誰ですかといったら基本的に男で、彼らはほぼ全員ゲイです。じゃあそのゲイの人たちは,何を思ってこの女性のファッションを作っているのですかといったら? ある種の理想の女性像を作り上げているわけでしょう。それは洋服であろうがメーキャップであろうが同じです。問題は、そのビューティを追求している人が実は男、ゲイであるということです。つまりそこには非常に人工的で、想像上の世界が広がっています。


だけど考えてみましょうよ、そうやって人工的に作ってきた世界って、みんな居心地が悪くなっていませんか?と。その辛さが、20世紀の終わりとともにだいたいみんな見えたわけです。

最初はおそらく Chloé (クロエ)。Stella McCartney (ステラ・マッカートニー [1997年〜]) と Phoebe Philo (フィービー・ファイロ [2001年〜]) が手掛けていた頃の Chloé です。パリコレのなかでは唯一、ゲイでなければオバさんでもない、30歳前後の自分たちが着たい服を作ったコレクションでした。




ファッションの世界ではあまり見られない理論的な内容で

読んでいて気持ち良さを感じます。

特にファッションフォトに関する話は今まで知らない事が多かったので

勉強になりました。

今後もこのような業界の裏方のインタビューが読めたら嬉しいですね。


※注
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